今日は縮む。

平々凡々な21歳の日常とか音楽とか。

アフロの中に詰まった夢―Dr.FOOL

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「Dr.FOOL」―大阪を中心に活動するファンクでポップなバンド。今年はミナホにも出演した。行きたかった。

 

彼らを知ったのはTwitterの某バンド紹介アカウントから。「WA・DO・WA」が最初に聴いた曲だった。

 


Dr.FOOL 『WA・DO・WA』

 

もう、開始1秒ぐらいで「あ、良い(確信)」となった。久々に雷に打たれたような感覚になって、「CD買わなきゃ」という強い使命感の元すぐタワレコ『WA・DO・WA』を買いに行った。 リード曲目当てだったものの、収録曲全てどツボで驚きだった。ああ良いCD買ったな~良いバンド知れたな~ってホクホク気分だった。

  

WA・DO・WA

WA・DO・WA

 

 

時既に遅し、「WA・DO・WAツアー」の東京公演は日を過ぎていた。しかしそれより何より、大阪でやったこのツアーの最終公演、Dr.FOOLワンマンライブに行きたくて行きたくて仕方なかった。Twitterにあがる写真を、指をくわえて観てるしかなかった。

 

いつまでも指をしゃぶっていても仕方ないので、他の曲も聴くことに。そこでまたびびっときたのが「Dear Dani」だった。

 


Dr.FOOL 『Dear Dani』

 

もうスラップがかっこよすぎて昇天した。ベースの新田さん本当にベースがうまい。ライブでの魅せ方もすごい。生でその姿を見ると迫力が段違いで思わずうっとりする。

 

さて、月日は流れて彼らが東京に来る事を知り、ライブを観に行くことになる。今でもはっきり覚えている。会場の下北沢Mosaicにワクワクしながら向かった記憶。

 

「あんまり期待しすぎてもあれかなあ」と直前にちょっと自分を落ち着けていたのだが、もうすごかった。ほんとにすごい。べーすとかやばくてぎたーかっこいいしどらむかっこいいしぼーかる歌上手いし盛り上げ上手だしもう全部すごいまじやばかった。超やばくてほんとやばかった。

 

要は全力でボキャ貧になるぐらい、思考停止するぐらい、もうめちゃくちゃにライブが楽しい。かっこいい。周りにも初見であろうお客さんは沢山居たが、そこは盛り上げ上手。最後にはみんな自然に体を揺らしていた。

 

それからも何回かライブを観に行ったが、驚くほど飽きない。というか飽きさせない。途中からキーボードの「Y様」がサポートとして加入したがこれがまたいい味を出すし可愛いし可愛いし可愛い。

 

Dr.FOOLに興味を持ったならまずは前述の『WA・DO・WA』は買っておいて損は無いと断言する。ちなみに、『Dear Dani』はライブ会場限定。ライブに行こう!(ダイレクトマーケティング)

 

他には初期のFlashというCDもあるが、今とはほんの少し色が違って面白い。「L.D.P」という曲が入っているのだが、お気づきの方も居るであろう、『WA・DO・WA』の3曲目にも入ってるあの曲です。前者は初期ver.なので後者と聴き比べるのもまたひとしお。

 

ちょっと珍しい推し方かもしれないが、『V.A.NOSIDE』というコンピアルバムもオススメ。というか是非手に入れてほしい。Dr.FOOLは「シンデレラと月」という曲のみでこのアルバムに参加しているが、これが本当に名曲。「情けない男」「冴えない男」を主題とした曲が多い中、珍しく女性目線の曲。ライブで聴くとぐっときちゃう。切な良い。あとこれは良曲揃いで普通に一つのコンピとして良いです。

 

V.A NOSIDE

V.A NOSIDE

 

 

基本的には月1ペースで東京方面に来ることもあるが、年明けまでは来る予定がない模様。悲しい(切実)

 

CD紹介ばっかりになっちゃったな、でもそれだけ良曲が詰まったバンドだし、ライブは直接観ないとそのすごさを文章で伝えることが難しいのです。

 

生粋のエンターティナーDr.FOOL。音源よりもライブ、と強く言えるバンド。会う度にボーカルシゲさんの頭が肥大している気もするが、きっとそれだけいろんなアイデアやら夢やらが詰まってるのでしょう。

 

ということで、最新PV「Tonight」を置いて締めます。あーいい曲。


Dr.FOOL 『Tonight』